【シリーズ=教養の饗応】(2/25配信第3号)

【シリーズ=教養の饗応】(2/25配信第3号)

 

今は、二十四節気の「雨水(=うすい)」です。

七十二候では、霞始靆(かすみはじめてたなびく)です。

 

第3号の配信です。

 

【トピックス】

昨日、配信第2号の中で、電炉メーカーについて記載しましたが、その中で、電炉メーカーの「ヤマトスチール」が漏れておりました。追記致します。

・独立系

 ヤマトスチール→H形鋼、I形鋼、溝形鋼、鋼矢板、縞H形鋼

 

ところで、ヤマトスチールが漏れていたことをきっかけに、H形鋼の製造メーカーを特集してみましょう。

現状では、日本国内でH形鋼を製造しているメーカーは8社です。

日本製鉄、日鉄スチール、合同製鐵、トピー工業、ヤマトスチールJFEスチールJFE条鋼、東京製鐵の8社です。

各社のホームページやカタログより、製造可能サイズの表を作成してみました。

添付ファイルをご参照下さい。

2019年度のデータでは、シェア1位は東京製鐵、2位は日本製鉄、3位はヤマトスチールとなっています。日本製鉄グループ(日鉄スチールと合同製鐵が加わります)では34%あります。ここ9年間は東京製鐵が首位を守っています。

各電炉メーカーや高炉メーカーが何を製造しているかは、ご興味のある方は、下記リンクより閲覧してみて下さい。添付ファイルの「メーカー別品種別圧延状況」もみてみて下さい。

https://www.jisf.or.jp/data/seisan/index.html

 

【今日の疑問・愚問・質問】

「品川駅」より南に600Mくらいの位置にあるのに、「北品川駅」とはなぜ?

答え→品川駅はJRの駅、北品川駅京浜急行の駅という違いはあるが、品川駅の南にある駅なのになぜ南品川駅ではなく北品川駅なのか。品川駅が当初の計画より北に建設されたことを知っていれば、おのずと答えは出てくるだろう。

 東海道五十三次品川宿は、北は京浜急行本線の北品川駅あたり、南は青物横丁駅あたりまでの東海道沿いに形成されていた。北品川駅品川宿の北にあるので、位置も由来も正しく反映しているのである。駅の所在地も「品川区北品川一丁目」で、駅名と地名は完全に一致している。「港区高輪三丁目」にある品川駅のほうが、駅名に問題があるといえそうだ。

 

【今日の故事成語・ことわざ】

杞憂(きゆう)・・心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。

語源(由来)となった物語は下記の通り。

昔々中国にあった杞(き)という国がありました。紀元前の周の時代、今の河南省杞県にあった国です。

この国にある男がいて、天地が崩れ落ちてきて住む場所もなくなったらどうしようとひどく心配していました。この男、心配のあまり食欲を失い不眠症になってしまいました。この男を心配する人がいて、こう言ってきかせました。「天とは空気が集まっているところだ。空気のない場所などない。われらの動作や呼吸はまさに天において行っているものだ。天の崩壊など心配する必要はまったくない」

すると心配性の男が「天が空気でできているとしても太陽や月や星は落ちてこないだろうか?」「太陽や月や星はその空気の積もった中で光っているだけだ。落ちてきてもそれにぶつかってケガをすることはないさ」

「では地が崩れたらどうなるんだ?」

「地は土が積み重なっているだけだ。それが四方を埋めつくし、土のないところなどない。われらは歩き回り、終日この地の上で動いている。地が崩れる心配をするなんて必要ないさ」

この話を聞いて心配性の男は心配が消え大いに喜びました。さとした男もまた心配が消え大喜びしました。

以上。

 

【今日は何の日】

本日の2月25日は・・・個人的には亡き母の誕生日だったんですが・・。

明日の2月26日は・・・

第3号はこれまで。

以上。